日本ハムの「かわいすぎるスラッガー」こと谷口雄也外野手(23)が難敵攻略の旗手となった。

 西武の先発岸の前に打線は5回まで無安打。走者は4回に失策で出塁したのみで、試合前半はほぼ完璧に抑え込まれていた。

 5点ビハインドで迎えた6回。先頭で打席に入ると、初球でセーフティーバントを敢行。ファウルとなったが粘り、フルカウントからの8球目を右前に運ぶチーム初安打で出塁。

 「何とか塁に出たいと、いろいろ考えて、この回が大事だと思って打席に入りました」。シルバーウイーク2日目、札幌ドームに多数駆けつけたファンを喜ばせた。

 谷口が突破口を開くと1死満塁と好機は広がり、田中が押し出し四球を選んで1点を返した。さらに中田は2点中前適時打を放ち、岸をKO。

 続く近藤も2番手の武隈から中前適時打で1点差。なお1死一、二塁の場面でレアードが3番手の岡本洋から逆転31号3ランを左翼席へ運んだ。2死無走者から谷口は右中間へ二塁打を放って、この回2安打目。

 キュートな顔を持つ巧打者の活躍で、一挙7得点。「ファイターズらしい攻撃だったと思います」と、試合後のお立ち台でもニッコリ。ファンのハートも、しっかりつかんでいた。