年齢差40歳の、夢のバッテリーが倉敷で実現した。6日、ブルペンに入った楽天釜田佳直投手(22)は、思わず「マジか」とつぶやいた。視線の先に、キャッチャーミットをはめた梨田昌孝監督(62)が立っていたからだ。同監督は「受けてみようかなと思ったタイミングで釜田がいたからね。狙ったわけではなく、たまたま。カマタまです。ちょっとカマってみようかなと」と冗談めかしたが、22歳は大緊張だった。12球の立ち投げを終えると「僕が生まれる前からの名選手。もちろん受けるとは聞いていなかった。必死に投げましたよ」と汗をぬぐった。
梨田監督がブルペンで投球を受けたのは日本ハム監督時代の11年2月以来、約4年ぶり。当時はルーキーの斎藤佑を、今回は完全復活にかける右腕を相手に選んだ。自らの目で球筋を追い、左手で感触を確認した。「本当なら座って受けたいんだけど、ヒザが痛いしおなかも出ているから。それでも、さすが釜田というボール。ぜひとも先発6枚の中に入ってほしいね」と期待を隠さない。釜田は「来年は1年間を通じて活躍したい。今はしっかり体をつくる」。わずか12球でも、指揮官からの温かいエールはしっかりと受け取った。



