プロの自覚で拒絶宣言!? 来季2年目を迎える阪神江越大賀外野手(22)が後輩となるドラフト1位の明大・高山俊外野手(22)を突き放した。「最初は分からないことばかりだと思うので自分の分かることは教えたい」とやさしかった先輩の表情は、打撃について話が及ぶと急変。「教えません! 僕よりセンスあると思うんで」と拒否する姿勢を打ちだした。

 決して仲が悪いわけではない。駒大出身の江越と明大・高山はリーグこそ違うが、大学日本代表では同じユニホームを着てプレーした。会えばもちろん話もする。だが、プロに入れば競争相手。「打撃が良くて足が速い。足は僕といい勝負」と評価するからこそ、簡単には教えない。

 江越にはレギュラー奪取の大目標がある。今季は176打席、64三振、打率2割1分4厘。「低めのボールを見極められるように、最低、2割5分なかったらレギュラー取ることもできない」。たとえルーキーであっても、同じポジションを争うライバルに塩は送らない。26日はオーナー杯ゴルフに参加し、人生2度目のゴルフで133。高山ともゴルフ談議はOKでも、バッティング談議はNGだ。【桝井聡】