日本ハム大谷翔平投手(21)が、早くも来季注目のライバル球団と「場外バトル」を敢行した。自主トレ先の2軍の千葉・鎌ケ谷に14日、お笑いコンビのサンドウィッチマンが訪問。来年1月9日に放送される人気番組「熱烈!ホットサンド!」(札幌テレビ放送)の直撃を受けた。楽天ファンの2人から、将来的な移籍のオファーを打診されたが一蹴。伊達みきお(41)相手のキャッチボールでは、剛球で仰天させるなど「前哨戦」で存在感を見せつけた。
腰砕けにして、高笑いした。大谷が少しギアを上げた。「ちょっと力入れて投げます」。小中学校時代は捕手の伊達へ、右腕を力強く振る。ミットを押し込み「はえぇ」と絶叫させた。約20球のキャッチボールでは1球だけカーブも交え、捕逸までさせた。大谷は「うまかったです。すごく」と持ち上げたが、伊達は左手に激痛が走り脱帽した。冷静な富沢たけしも「オォ」と、腹の底から声を上げる。熱狂的な楽天ファンの2人を圧倒した。
伊達 礼儀正しくて、謙虚。トップ選手で、なかなかいない。田中マー君とかみたいでした。
富沢 ここで仲良くなれたので(対楽天で)手を抜いてほしい。
場外戦で、甘い誘いの「口撃」にも完勝した。サンドウィッチマンはともに仙台出身。地元の東北の球団へ思い入れは強烈だ。大谷も岩手出身。情に訴えた。
伊達 (楽天本拠地)コボスタ(宮城)で投げてくれればすごく盛り上がる。ぜひ、将来的に楽天で。
もちろん非公式のオファーだが、受け流した。
大谷 東北と言っても、広いくくりですからね。(移籍打診は)100%、冗談でしょ。
百戦錬磨の2人も応戦。ちょっぴり不謹慎な狙いもあったと告白した。
伊達 日本ハムを知るために、スパイという意味も含めて。(楽天球団)立花社長に「大谷という、いい投手がいました」と報告しておきます。
今季は楽天戦で大谷は1完封を含む2戦2勝。天敵の実力を実感したが、得意のボケでいなした。
富沢 (捕球した)伊達も、すごいよと。僕は主に野球は(テレビゲームの)ファミスタで、ユニホームのズボンを履く時に肉離れしたくらいですけれど。
梨田監督率いる新生・楽天と「場外戦」を終え、返り討ちを宣戦布告した。
大谷 コボスタは投げやすいので。ただ、どこにどうではなく、投げた試合は全部勝ちたい。
最後まで真っ向勝負で、笑い満載の貴重な出会いを支配した。【高山通史】



