4年目の1億円到達も見えてきた。ロッテ石川歩投手(27)が18日、QVCマリンで契約を更改し、3700万円から103%アップの7500万円(金額は推定)でサインした。エース涌井と並んで先発ローテーションを守り「すごく評価してもらった」と満足げに笑った。
今季は12勝で、新人王を獲得した昨年に続く2ケタ勝利をマーク。新人から2年連続2ケタは、球団では51年の荒巻淳以来、64年ぶり2人目の快挙だった。「底力」を証明したのが9月28日の西武戦。初回から自己最速タイ151キロを出す全力投球で6回2失点とし、3位西武に0・5ゲーム差に迫った。林球団本部長は「チームが3位に滑り込めたことに、彼の力は大きかった」。信頼を高めた。
真のエースへ、課題は明確だ。今季は勝ち星と同じ12敗。「負け数が多かった。もう少し減らして、貯金をつくらないと。球種が増えれば投球の幅が広がる」。石川といえばシンカー。打者にシンカーを待たれ、投げづらくなる場面が増えた。秋季キャンプから、守護神西野を参考にフォークの習得に励んでいる。
「今までの自分のイメージを変えたい。もっと打者を迷わせられれば」。1年目から3年連続2ケタ勝利なら、球団史上初となる。変幻自在の五右衛門が、ロッテの球団史を塗り替える。【鎌田良美】



