中日ドラフト1位の東海大相模・小笠原慎之介投手(18)が兄貴分から貴重な助言をもらった。27日、CBCテレビ「サンデードラゴンズ」に高橋周平内野手(21)と生出演。小、中学校で4歳上の先輩に「自分を持つこと」と指南された。同じように大きな期待を背負って入団するドラフト1位左腕には金言になりそうだ。
小笠原にとって高橋は神奈川県藤沢市で徒歩5分ほどの距離に住んでいた幼なじみ。今回が約4年ぶりの再会だった。いつも背中を追いかけていた「周平くん」はすっかり戦う男の顔になっていた。「久しぶりすぎて気持ちが高ぶりました。前とは雰囲気が違って、プロだなというものがありました」と緊張気味に話した。
再会よりうれしかったのはプロ4年の体験談を元にした助言だった。高橋はプロ生活を始めるにあたって重要なポイントに「自分を持つこと」を挙げた。入団当初を振り返って言う。
「本当の自分を持つ感じではなかった。コーチから何か言われて、それをやって。正しいと思ってやってきた。でも中には自分の感覚じゃないものもある。継続というか、深さがなかった。悪くなったら変えて、考えて、また変えてという感じだった」
高橋は3球団競合でドラフト1位入団。素材も期待も大きい分、多くの人から声を掛けられてきた。だが、多くのアドバイスを取捨選択できず、自分の信念を貫けないことが伸び悩みにつながった。4年の苦労を経た今、足元を固める大事さを痛感している。
同じような境遇でプロ入りする小笠原にとっては、これ以上ない言葉。「周平さんと肩を組んで高いところに上がってみたい。2人で勝利に貢献したいです」。高橋は性格的にも「彼なら大丈夫」と太鼓判を押し、積極的な助言も約束した。1年目からの活躍を誓うドラフト1位左腕が心強いアシストを得た。【柏原誠】
◆高橋の1年目 東海大甲府からドラフト1位入団。開幕1軍に入り、2戦目に三塁手で途中出場した。5月に初先発。6月にはオリックス寺原から初本塁打を放ち、18歳4カ月の最年少記録(ドラフト制後)を樹立。41試合で71打数11安打、打率1割5分5厘、2本塁打。ウエスタン・リーグでは7本で本塁打王。



