5年ぶりのアーチを東北の空にかける。楽天栗原健太内野手(34)が24日、移籍後初めて仙台で練習し、復活にかける思いを口にした。11年10月8日のヤクルト戦(神宮)以来、遠ざかっている1軍での本塁打の感触。「最近、打ってないので打ちたいですね」と腕をぶした。
本格的な復活を目指している。「キャンプからアピールしないといけない立場。スタメンで出たい」と打ちこむ。ここ4年間、苦しめられた右肘痛も今のところ悪くない。「寒い」と震えながら臨んだこの日の練習でも「体はなんの問題もないです」と好感触を口にした。
スタメンで試合に出続けるようになればカムバック賞の有力候補にもなるが、個人タイトルには興味がない。「結果として取れたらうれしいですけど、そのためにやるわけではない。拾ってもらったので、チームに貢献したい思いが一番ある」。復活は、自分のためではなくチームのためだと考えている。
「えっ入っていいの?」と選手ロッカー室に入るのをちゅうちょしてしまうなど、まだ楽天になじんだとは言えない。だが、栗原には東北の血が流れている。シーズンに入れば、地元の山形から大応援団も来てくれる。「いいところを見せられたらと思う」。栗原らしい豪快な本塁打が、楽天になじんだ証しになる。【竹内智信】



