阪神金本知憲監督(47)が、がめつい初采配を予告した。今日16日、楽天との練習試合(宜野座)で、就任後初めて他球団相手に指揮を執る。02年オフにFAでの阪神入りを口説かれた楽天星野副会長が来場。梨田監督は安楽を先発させ、オコエもスタメン起用する豪華布陣で挑んでくる。注目の対戦でも金本監督は勝敗を度外視し“試合で練習する”考えだ。

 勝敗には「全然こだわらない」とし「ケース・バイ・ケースで(やるべきことを)教え込まないといけない練習の場。訓練の場の位置づけが強いですね」と強調した。負け犬根性を一掃しようと、練習試合から勝ちにこだわる監督もいる。だが金本監督は課題を解決していく過程と内容、結果を重視する。「対戦相手の監督には事前に失礼なことがあるかもしれませんと伝えておかないといけないかも」と仁義を切る構えから、具体例をイメージした。

 「9-0でもバントやエンドランをやるかも知れない。(相手走者三塁ならバットに)“当たり(本塁)ゴー”の守備位置を取らせるかも知れない。(盗塁で次の塁に)行く姿勢もね」

 大差試合では、非紳士的な攻撃や守備はタブー視されるもの。だが金本監督は梨田監督にも理解を求め、点差に関係なく課題を出し続ける。すべては公式戦で1球、1点にこだわり、一番大事な勝利をもぎ取るためだ。

 勝敗にこだわるのはどの時期から? 金本監督は答えた。「1年生だから分からない。レギュラーがバシっと決まった、出来上がったチームじゃないからね」。がめつい野球は開幕直前まで継続? 練習試合も超変革だ。【松井清員】