05年の金本を超えろ! 阪神マウロ・ゴメス内野手(31)が17日の沖縄・宜野座キャンプで金本監督から密着指導を受けた。ランチ特打の60スイングを徹底チェックされ、軸足に体重を置いたフォームを勧められた。さらには指揮官のシーズン最多本塁打を超える41本塁打を期待された大砲。助っ人としては超異例の早出特守に参加するなど、超変革に気合十分だ。
打撃ケージや防御ネットを片付ける周囲をよそに「即席打撃教室」の輪は広がっていった。ランチ特打終了直後、金本監督がゴメスのもとに歩み寄る。テークバックの動きなどを身ぶり手ぶりで確認。4分間の講義を受け終わるとゴメスは指揮官と笑顔でサムアップポーズを出し合った。
ゴメス 自分は体重を1度左足に乗せてから、右足に乗せ変えるフォーム。どうしても体重が投手方向に流れる時があった。最初から体重を右足に乗せて、グルッと回転したらどうだと教えてもらったんだ。
ランチ特打では60スイングで柵越え15本。正面から後方から、金本監督の密着チェックを受けた。指揮官の言葉にうなずき、何度も体重移動を確認。足もとに意識を持ちながら強振を続けた。「スイングスピードが上がった。まだこのフォームに慣れていないから時間がかかるかもしれないけど、続けていきたい」。左翼芝生席の後方にある大木に直撃する推定140メートル弾で手ごたえを証明した。
2年目の昨季は17発どまり。オフは金本監督から増量禁止令を受け、125キロから119キロまで体重を落として来日。現在も122キロ前後から再減量を命じられている状況だが、飛距離は落ちていない。右足に体重を乗せて軸回転するパワー打法との相性も良さそうだ。指揮官は「のみ込みが早い。感覚をつかむのが早い」と絶賛した後、期待値の高さを数字で表した。
金本監督 41本でしょう。ボク超えですよ。右打者で(浜風が)フォローなんでね。ボクより30キロ以上(体重が)重いし。
指揮官は現役時代の05年、自己最多の40本塁打で虎をリーグ優勝に導いた。この数字を超えろというのだ。この日は白黒ポッキー型の新バット2種類を併用した。「去年使っていたものと同じタイプ。ヘッドが先にあるものと、そうでないものとね」。昨季は907グラムを相棒にしたが、今季は長年使い慣れた893グラムに戻したという。体と道具の準備を整え、金言もすんなり吸収。ゴメスが南国でノリノリだ。【佐井陽介】



