阪神高山は心構えからしてルーキーの域を超えている。3打数2安打、打率3割に乗せる中で5回の第3打席、4点目となった犠飛の意味を語った。

 「あれだけ投げているのにあれだけ走って三塁打を打ってくれる。あんな走塁を見た後だし、打点を挙げられたのは大きいです」

 全力疾走で三塁打をマークした先発藤浪をたたえての言葉だ。先制された直後の1回には内野安打でチャンスメーク。7回にも2死から左前打。9試合連続安打、日大三時代から続く甲子園スタメン20試合連続安打を軽くマークし、打点を挙げた試合では負けなしという“おまけ”も。

 「そういうことならできるだけ多く打点を挙げたい。記録どうこうではなくそういう位置(レギュラー)を任せてもらっているので」。もはや主力選手としての自覚を持っている。

 試合前には解説の仕事で訪れた侍ジャパン小久保監督が近寄った。「いい打球を飛ばす。強く振れるのはいい。プロで何年もやっている選手に比べて遜色がない。今年1年、しっかり成績を残してもらって」…。近未来の代表候補として好評価を与えた。その前に、もちろん、高山の仕事はチームの勝利に貢献することだ。【編集委員・高原寿夫】

 ◆高山が連続試合安打を9に伸ばした。今日13日DeNA戦も安打し10試合とすれば、阪神の新人としては01年赤星憲広12試合以来、15年ぶりの2桁連続試合安打となる。なおセ・リーグ新人最長は52年佐藤孝夫(国鉄)の24試合。