覚せい剤取締法違反の罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)の初公判が17日、東京地裁で行われた。弁護側の情状証人として、野球解説者の佐々木主浩氏が出廷した。

<弁護側の尋問>

 -被告との付き合いは

 30年くらい前、高3の国体で一緒に写真を撮らせてもらった。試合の後に食事へ行ったり。野球界では何でも話ができる友達。

 -性格は

 06年か07年に、「絆の会」という昭和42年の同期会ができた。初代会長が清原君。彼がなれば、まとまると。少年野球や、引退後の連絡などをしていた。

 -「番長」のイメージがある。暴力などは

 僕の前では1度もない。1球1球、真剣に野球と向き合う姿は素晴らしい。対戦できたことが心に残っている。

 -週刊文春の薬物報道を見て疑わなかったのか

 はい。彼を信じているから。

 -殿堂パーティーに呼んだ

 はじめ「家などのゴタゴタがある。迷惑がかかる」と欠席の知らせだった。「関係ない」と来てもらった。彼がいたから、ここまでできた。彼がいないと成り立たない。

 -逮捕を聞いて

 ショックでした。裏切られたと思った。彼は僕の親友と思っていたから。

 -証人を受けた

 僕は即決した。周りの反対はあったが引き受けた。

 -本人と話は

 「ごめんなさい」と繰り返していた。声を聞けて安心した。

<検察側の尋問>

 -様子の変化に気付かなかったのか

 私の前ではいつも通りでした。

 -野球で何をするのか

 野球教室、ボランティアなど。体のこともある。これから相談して。

 -本当に更生できるのか

 これからの行動で示すしかない。野球のことをやらせるのが一番。

 -なぜ証人に

 僕のイメージを考え、反対する人もいた。親友のため。

<裁判官の質問>

 -思うところは

 薬物に手を染める過程など聞いていて「孤独だな」と思った。もう少し何かできなかったのか。反省しています。

 -文春報道が出て、聞かなかったのか

 聞いたことはあります。「やっていない」と言っていた。今後、彼は僕にうそをつかないと信じていたい。

<法廷後の囲み取材>

 -今の気持ちは

 悲しい気持ちになった。

 -逮捕後「ぶん殴ってやりたい」の言葉があった

 本人も反省していると思う。事の大きさ。じっくり話し合いたい。

 -入れ墨

 落ち着いたら話し合いたい。

 -消した方が

 その方がいいと思う。野球界、社会がそう思っているのであれば、ない方がいい。

 -治療の道、更生プログラムの本気度は

 彼の涙を見れば。(更生について)弁護士さんから聞いていますし、野球をやってきた彼ならば、それだけの精神力はある。頑張ってくれる。

 -法廷を見て

 早く笑顔の清原に戻ってほしい。野球に携わっている姿が見たい。施設に入ると言っていたが、僕らができることを1つ1つ。