中日が今季2度目のサヨナラ負けを喫した。2-2の9回1死満塁から3番手又吉が原口に中堅を越える一打を浴びた。接戦に敗退し、阪神と並んでの3位に後退。ただ、敗因は立ち上がりから苦しんでいた阪神藤浪を攻めきれなかったことにもあった。若松駿太投手(21)がピッチングでは奮闘していたが、バットではバントミス連発。点差を広げることができなかったことが響いた。

 第1打席は2回無死一塁。第2打席は4回1死一、二塁。第3打席は6回無死一、二塁。ことごとく走者がいる場面で打席が巡ってきたが、全3打席で送りバントを決めることができなかった。「攻撃でバントをしっかり決めないと」(若松)。谷繁監督も「今までずっと(経験してきて)投げるだけでは勝ち星はつかない。最低限できる投手じゃないと、勝てる投手にはならない。本人が何とかしようとするのが、こういう表現していいのか分からないけど、見えなかった」と苦言を呈した。

 若松は、2-0の6回2死二塁から鳥谷、福留に連打され同点に追いつかれた。4年目右腕はリードを守れず「6回、1点を取られた後の福留選手への入りをもっと注意して入らなくてはいけませんでした」。今季5勝目は目前でこぼれ落ちた。

 もちろん、敗因は若松だけにあるわけではない。9回無死一塁の好機では、プロ21年目荒木もバントを決めることができなかった。後味の悪さは、今日20日に首位巨人を倒すことで拭うしかない。【宮崎えり子】