日本ハム西川が、純真な力に後押しされて躍動した。3回の同点につながる左越え二塁打を皮切りに、4月2日ソフトバンク戦以来の3安打猛打賞。8回にはリーグトップを走る13個目の盗塁を決め、9番から打線を盛り立てた。「勇気や夢を与える仕事なので良かった」。三塁側内野指定席から飛んでくる約100人の子どもたちの大声援を浴び、奮闘した。
今年から心温まる企画をスタートさせた。1安打につき札幌、北広島市内の児童養護施設の1人を札幌ドームに招待。1盗塁でスニーカー1足をプレゼントする。昨オフに志願して、計画を進めてきた。この日は昨季の122安打にちなみ、約100人を招待。試合後はサインや写真撮影で交流した。「僕もうれしいし、こういうことがあるから頑張れたりする」と実感。「生きてて良かった」と絶叫して喜ぶ子どもの姿に、力をもらった。
今季は谷口や2年目浅間らと外野のレギュラーを巡り、アピールを続ける日々。「ずっと打てていなかったのが、こういう形で変わったりする」。子どもたちの笑顔を受け取り、さらに使命感を強くしていた。【田中彩友美】



