楽天塩見貴洋投手(27)が、初のスライド登板を乗り越え6回5安打2失点で6勝目(6敗)を挙げた。

 初回、先頭の岡田に1ストライクから三塁の頭を越す左前打を浴びた。前日は初回に7球を投げたところでノーゲームが決定。カウントも打球の質も前日と全く同じ一打に、マウンド上で思わず苦笑い。それでも初回を無失点で切り抜けると、以降はストライク先行のテンポよい投球を続けた。

 前日の帰宅後は自主トレで師事する岩隈や則本らが使用する高濃度酸素吸入機で約1時間、疲労回復に努めた。「ノリ(則本)が使っていたので8月の頭くらいに買いました。高かったんですが、効果があるそうなので」。当日はキャッチボールを少なめにし、練習後にはマッサージ。周到な調整で直球は切れ、変化球も生きて約1カ月ぶりの6勝目を手にした。

 「初めての挑戦だったのでどうかと思ったが、体は大丈夫でした。ただ、4、5、6回から球が浮いてきて6回につかまった。あの2点がもったいない。直していきたいです」と振り返った。