ロッテのドラフト1位、平沢が24打席目でプロ初安打を放った。7点を追う7回1死一塁、楽天福山に2球で追い込まれたが、3球目の高く入ったフォークを逃さない。ライナーで中前に運ぶと、敵地ファンからも拍手を浴びた。大敗の展開に、内心は「すごくうれしかった」が笑顔はなかった。試合後に、やっと「ホッとしたのが一番。(故郷の)宮城で打てたのはすごく良かったです」と、家族も見守る前での安打に素直な笑みをこぼした。

 5月の初昇格時は10打席無安打。10日間で降格し、ふさぎ込む姿を見た山下2軍監督から「落ち込む暇はないぞ」とカツを入れられた。「分かりました」と即答。空いた時間を使い「1人でも出来ることをやっておこう」と、素振りを繰り返した。入団時に80キロ近かった体重は、プロの練習で5キロも減った。寮では、朝、夜とも他の選手より長く時間をかけて食事を取り、体重維持に努めた。7月末の再昇格後は、試合後の特打と夜食を欠かさない。

 初安打後の8回は好機に併殺打。「もっともっと練習して、打てるように頑張りたい。1年目で、こんなに立たせてもらっている。監督に感謝したいです」。これから、結果で返していく。【古川真弥】