ソフトバンク工藤公康監督(53)が柳田の骨折にショックを隠せなかった。全治6週間でシーズン中の復帰は絶望的な状況だ。この日は前夜のサヨナラ負けを振り払う大勝だったが、試合後の表情は険しかった。

 「みんなでカバーして、いい形でつながったが、彼がいなくなるのは大きい。早く戻りたいという思いが強いほど、早く治るかもしれない。だからいい戦いを彼に見せられるようにしたい」。ペナントレースの正念場に、攻守の中心的存在が離脱するのは大打撃だ。奇跡的な回復を願って、勝利を届けることを誓った。