かかってコイ! 広島は10日、本拠地マツダスタジアムでナイター練習を行った。練習中にCSファイナルステージの相手がDeNAに決まると、ナインは一気に戦闘モードに入った。阪神でもCS、日本シリーズの経験がある新井貴浩内野手(39)は「受け身になったらあっという間に終わってしまう」と話し、スイッチを入れた。
ナイター練習の合間に東京ドームがゲームセット。12日の初戦で先発予定のジョンソンはグラウンドに出て「ベイスターズ!」とスタッフに伝えた。広島ナインは舞台となるマツダスタジアムでみっちり汗を流した。野手最年長新井も気を引き締めて口を開いた。
「DeNAも初めてのCSで勢いに乗っている。でも相手は相手。シーズン通してやってきた野球を、僕たちはやるだけ」
今季DeNAとは13勝12敗。チームの対戦打率は2割6分1厘をマークし、勝ち越しを決めた。一方でチームの対戦防御率は4・08。打ち合いとなりそうだ。新井もDeNAに対しては打率3割4厘、2本塁打、16打点。「チームの雰囲気、ムードは申し分ない」。シーズンと変わらず、堂々と迎え撃つつもりだ。
一方で短期決戦の難しさも知っている。阪神時代に4度、ポストシーズンに進出し突破は1度だけ。通算30打数6安打で打率2割、本塁打なし、1打点と辛酸をなめている。過去の経験を生かし「受け身になるとあっという間に終わる。アドバンテージとか関係なく、ガッと。一丸で入っていきたい」と気合を入れた。
9月10日に25年ぶりの優勝を決めてからちょうど1カ月。決起集会も行い、モチベーションの低下も問題ない。緒方監督も「相手よりも、自分たちの野球。ファンが力をくれる」と拳を握った。目標は32年ぶりの日本一。絶対に負けられない戦いが始まる。【池本泰尚】



