楽天岡島豪郎外野手(27)の1発がチームに勢いを与えた。1点ビハインドで迎えた8回、オリックス金子の速球を左翼席に運ぶ3号ソロで同点に追いついた。波に乗った楽天は、延長10回、2死二塁の好機で、島内宏明外野手(27)が右前へ適時打を放ち、今季2度目のサヨナラ勝ち。これで貯金を再び28とした。連戦が続く夏も、走り抜いてみせる。

 オリックス金子の速球を捉えた打球が、左翼上空に舞い上がる。「いいところまで飛んでいくとは思ったけど」と、岡島がダイヤモンドを走りながら追っていたボールは、テラス席「Eウイング」最前列に飛び込んだ。「あとで映像を確認したら、結構ギリギリでしたね。入ってくれて良かった」と胸をなで下ろした。