日本ハムが「外野手・清宮」の育成に着手した。清宮はロッテ戦前に入団後初めて左翼の守備練習を行い、「高校の時以来です」と、やや驚きながらノックを受けた。持ち合わせていなかった外野用グラブは、球場内にあった、16年まで在籍した巨人陽岱鋼のグラブを拝借。「外野も難しいです」と振り返った。

 今後の起用の幅を広げるための布石だ。栗山監督は「全員に2つのポジションというのは最初から考えていたこと。(3月に限局性腹膜炎で)入院して、2つ(一塁に加えて外野の練習に)いききれなかった。どこまで幅が広がるのかを考えて」と説明。当初の想定では2月の春季キャンプを無事に完走し、3月以降のオープン戦で試合出場の流れをつかんだ段階で、外野守備に取り組ませる青写真だった。体調に不安がなくなったことで、温めていたプランが実行に移された。清宮の育成段階が、また1つ進んだといえる。

 今季の日本ハムは外野陣が手薄だ。コンディションに不安を抱える主力が多く、一塁が本職の中田が4年ぶりに左翼守備に就くなどしている。この日、左翼でスタメン出場したアルシアは5回に左太もも裏をつり、大事を取って途中交代。近藤は右ふくらはぎ筋挫傷で登録抹消中で、最短で10日からの1軍復帰に向けて、この日故障後初めてティー打撃の練習を行った。アルシア、近藤ともにDHとの併用だけに、清宮が外野を守ることができれば選択肢が広がる。