阪神が敗れ、今季ワーストの4連敗。借金生活に突入し、首位広島と5・5ゲーム差となった。

 投手陣粘りきれなかった。先発小野泰己投手が2回に安打と四死球で1死満塁のピンチをつくり、広島の9番大瀬良に右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びて先制を許した。小野は7回途中7安打4失点で今季初黒星。「投手に打たれてしまってはいけない」と視線を落とした。

 小野の後を受けて7回無死一、二塁でマウンドに上がったマルコス・マテオ投手も失点。3連続押し出し四球を与えるなど大荒れで、2死しか奪えず1安打4四球2失点。「いいところに投げてもしっかり見極められた。実力でやられた」と語った。 打線も沈黙。金本知憲監督は33試合目で初めてウィリン・ロサリオ内野手を4番から外して5番で起用。福留孝介外野手を4番に据え、昇格したばかりの板山祐太郎外野手を「6番二塁」で起用した。しかしロサリオに18打席ぶりの安打こそ出たものの、糸井、福留、ロサリオの3人で計12打数1安打。得点は板山のプロ初本塁打による1点に終わった。