ヤクルト先発のデービッド・ブキャナン投手が、1球を悔やんだ。

 2点リードの3回2死から安打と2連続四球で満塁。広島野間に2ストライクと追い込んで投じたカーブを強振された。打球は右翼方向への強風にも乗り、右翼席最前列への満塁本塁打となった。

 5回1/3を5安打5失点で今季2敗目。「2人を歩かせてしまった結果。言い訳はない。(カーブが)浮いてしまった。ゴロを打たせるような球なら変わっていた。1球が全てを変えると分かった試合だった」と厳しい表情。小川淳司監督も「あの1球がもったいなかった。2点の後の満塁本塁打なので、あの1球が痛かった」と言えば、田畑投手コーチも「あの風の中で引っ張られるようなボールを選択したというのは、もったいない」と悔やんだ。