日本ハム清宮幸太郎内野手(18)がプロ初の代打で出場した。

 6点リードの8回1死無走者の場面で、石井一の代打として登場。対戦したのは楽天の4番手の小野。初球は内角高めの150キロ直球に空振り。2球目は真ん中高めの147キロ直球をファウル。2ストライクと追い込まれた3球目は真ん中低めにワンバウンドした124キロのカーブにバットが空を切って、空振り三振に倒れた。9回の守備は就かず、この日は1打数無安打に終わった。

 試合後、清宮は代打の場面を振り返った。「準備はちゃんと、出来たかなと思います。ちょっと立ち遅れた感じはあった。立ち遅れたというか、差し込まれた。(ファウルとなった2球目は)もったいなかった。1打席しかないのは難しい」。試合途中で打席に入り、1打席勝負で結果を出す難易度の高さを実感した。

 栗山英樹監督(57)は「疲れもあるのは分かっていた」と、2日から1軍に昇格して以降、15試合連続でスタメン起用を続けてきた清宮の疲労も考慮。「もっと早く休ませたかったし、代打で行く姿も見たかった」と、この日の起用意図を明かした。