広島鈴木誠也外野手(24)が17日、宮崎・日向市でソフトバンク内川らと行っている自主トレを公開した。午前中は時間をかけてアジリティや体幹などのトレーニング、そして内外野ノック。午後からは室内練習場で打撃練習を行った。

「内川さんや、そのほかの選手に刺激を受けながらいい練習ができている。(内川からは)たくさんいろんなものを聞かせててもらって、もう聞くことはほとんどないくらい聞かせてもらったので、あとは自分のものにできるかできないかだけだと思う」。2年ぶり3度目となる内川との合同自主トレに充実感を覚えている。

昨年11月に右足首のボルトを抜く手術を受けてまだ2カ月しかたっていないが、動きは上々。外野ノックでは切り返しの動きも見せた。「昨年はまったくできなかったので。今年はできているほうだと思います。完璧とは言えませんが、ここから少しずつ上げていければいいかなと思っています」。右足首の状態を見ながらではあるが、調整のペースは上がっている。

今季から背番号1となり、丸が抜けたチームの中で、その期待は大きい。「特に変わらず、自分のことをやりたい。4連覇というのは当然ですけど、個人としてはケガをしないでフルで活躍できるようにしたい。4番を打たせてもらっているので、打点王を狙っていきたいと思います」。調整の充実感からか、鈴木には珍しくタイトル奪取の目標まで飛び出した。