右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折でリハビリ中の日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が23日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷の室内練習場でフリー打撃を再開した。

ティー打撃後、梅津トレーナーが見守る中で矢野チーム統轄本部特命コーチが投じる球に計49スイング。快音も響かせた。「思い通りに振れたかなというか、まだ慣れない部分もありますけど、手に関しては問題なかったです」。矢野コーチと時折、談笑するなど明るいムードで、久々の感触を味わった。

見守った梅津トレーナーは「打つのは順調にきていると思う」と評価しながら「ここから一気に(強度を)上げていくというよりかは、幸太郎の感覚を大事にして」と慎重に進める方針を口にした。一方の清宮は「治すために必死にやってきていたので(再開まで)早かったのかなと思う。(振る強度も)上がって来ている」と手応えを感じた様子。早ければ5月中に見込まれる実戦復帰へ歩みを進める。【山崎純一】