西武の戸川大輔外野手(23)が、プロ1号の同点本塁打を放った。1点を追う5回1死、ロッテ先発二木の3球目、外角低めの141キロ直球を右翼席最前列にライナーで突き刺した。西武で育成ドラフト出身の選手が本塁打を打ったのは、球団史上初の快挙だ。

1回無死二塁の右翼守備で、ロッテ鈴木の平凡な打球を後逸する適時失策をおかしていただけに、ミスを帳消しにする貴重な一打となった。「打った瞬間にいったと思いました。僕のエラーをきっかけに失点してしまったので、自分で取りかえしたい気持ちでした。打ててよかったです」と話した。

戸川は北海高から14年育成ドラフト1位で入団。188センチ、90キロの大型外野手として長打力を期待されている。この日はプロ4度目のスタメン出場だった。

▼14年育成ドラフト1位で入団した西武戸川がプロ初本塁打。本塁打を放った育成ドラフト入団選手は、今季の周東(ソフトバンク)に次いで通算11人目。西武の打者では初めて。