3月11日に右肘のクリーニング手術を受けた楽天則本昂大投手(28)の復帰登板で1軍さながらのセンターラインが実現した。

バッテリーを組んだのは、腰の炎症で7日に登録抹消となってから初の実戦となる嶋基宏捕手(34)。右股関節内転筋を痛めて5月19日に登録を抹消された藤田一也内野手(36)も、復帰後初めて遊撃守備に就いた。「嶋さんが受けてくれて、ショートには藤田さんがいて。豪華やなと思いました」と笑ったマウンドの則本昂も含め、3人それぞれが復帰への1歩を記した。

4回には西巻の左前打で二塁から果敢に本塁を狙うなどアグレッシブなプレーを見せた嶋は「腰に関しては違和感なくできました」と明るい表情。18日に指名打者、19日に三塁手と段階を踏んでのスタメン出場で1軍復帰を目指す藤田は「何でも、1歩目の時に怖さがある。それがなくなって、戦力になれるようになってから上がれるように、準備していきたい」と話した。