楽天菅原秀投手(25)が5回5安打2失点と好投した。試合前の練習中に腰の張りを訴えて登板を回避した塩見貴洋投手(30)に代わって急きょ先発。

2回に先制され、なおも2死一、三塁からはオリックス若月の打球が右膝を直撃。タイムリー内野安打で追加点を許し、1度はベンチ裏で治療を受けたが、マウンドに戻ってからは粘りの投球を見せた。

4回に味方が逆転し、先発初白星となる勝利投手の権利を持って降板。「いつもは緊張しないのですが、今日は緊急だったので、今までで一番緊張しました。前回は援護をしてもらいながら踏ん張れずに悔しい思いをしていたので、今日はゲームをつくろう、とにかくリードを守ろうと思って投げました。足に打球が当たった分、無心で投げられたのかもしれません」とホッとした表情で振り返った。