阪神山崎憲晴内野手(32)が2日、西宮市内の球団事務所を訪れ、来季の契約を結ばないとの通達を受けた。

鳴尾浜球場にあいさつで訪れた山崎は「(球団から)『お疲れさまでした』と言われ『ありがとうございました』と。横浜で9年、タイガース2年で(計)11年、この世界にいて。タイガースでの最後の2年は本当にかけがえのない時間だった。素晴らしい環境で野球をやらせてもらって、タイガースには感謝しています」と明かした。

08年のドラフト3位で、横浜商大から横浜(現DeNA)に入団。1年目から開幕スタメンを勝ち取り、69試合に出場。全内野と捕手を守れるユーティリティープレーヤーとして、13、14年には自己最多の115試合に出場した。16年のキャンプ中に「左膝内側側副靱帯(じんたい)断裂」で手術を受け、17年まで1軍出場はなし。同年オフに戦力外通告を受けた。その後はトライアウトを受けて、阪神に入団。1年目の18年は開幕1軍で迎え、32試合に出場したが、今季は2試合の出場に止まっていた。

今後については「全然、戦力になれなくて申し訳ないという気持ちもある。その中で、現役を続けるかどうかを考えようかなと思います。今後のことは未定です。ゆっくり考えます」と話した。