中日与田剛監督が、19日の巨人との練習試合(沖縄セルラー那覇)後、北谷に戻って異例の“おかわり練習”を行った。

試合では、中日は好機に打てず、失策や捕逸なども絡み1-5の完敗。試合後、会見した与田監督の「北谷に戻って練習する」の一声で急きょ練習が実施された。試合に出場した高橋、阿部、根尾ら野手10人、藤嶋、岡田の投手2人が試合で着用したビジターユニホームのまま室内練習場、ブルペンなどに分かれて約1時間。各担当コーチも付きっきりで汗を流した。

指揮官は「開幕まで時間がない。キャンプ当初からできなかったことは、明日以降に残さないように言ってきた。戻って練習すると言っただけ。おのおの感じたことをやればいい。結果を出せる方法をそれぞれが編み出さないと」と説明した。21日からは2軍で調整してきた大島、平田が1軍に合流する。指揮官は「彼らも調整でなく競争になる。しっかり見ていきたい」と話し、開幕1軍切符をかけた争いが次クールからヒートアップする。