ロッテが今季初の無得点負けを喫した。黒星の7戦では、4番レアードがいずれも無安打。

一方で、勝った10試合中9試合で安打を放っている。まだ17試合の消化にすぎないが、主砲の成績が試合結果にリンクしている。

勝った10試合のうち、2回までに得点したのが9試合。先制されて迎えた2回の第1打席、レアードは力ない投ゴロに終わった。振りの強さが伝わらない凡打が増えている。井口監督も楽天6連戦後に「この1週間ずっと沈んでいる」と心配していたが、8連勝中の輝きは戻っていない。

スピリッツは「フォア・ザ・チーム」のままだ。この日、チーム唯一の安打を放った安田の当たりには、誰よりも多く大きく、拍手した。試合を終え、レアードの打率は2割3分7厘。チーム打率は2割3分2厘。主砲依存からの脱却が求められる。【金子真仁】