西武松坂大輔が手術受けていた 右手のしびれ除去

西武松坂大輔投手(39)が関東近郊の病院で、7月上旬に頸部(けいぶ)周辺の内視鏡手術を受けたことが11日、分かった。悩まされてきた右手のしびれをとる目的で、神経と血管への圧迫を解放するためという。全治2~3カ月で、今季中の復帰が可能。12日にも球団から発表される。今季14年ぶりに復帰したチームから全面的バックアップを受け、シーズン最終盤での1軍登板を目指す。

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平成の怪物が、手術に踏み切った。複数の関係者の話を総合すると、松坂が今月上旬に頸部の神経や血管の圧迫を解放するために、内視鏡手術を受けたことが判明した。以前から感じていた右手のしびれを除去するための手術で、術後の経過は良好という。全治2~3カ月の見込みで近日中に退院し、今シーズン中の復帰に向け、リハビリに専念する。

右手のしびれをなくし、不安なく投げるために、決断した。14年ぶりに古巣に帰ってきた今季は、春季キャンプから尻上がりに調子を上げていった。当初の3月20日に開幕した場合は、開幕ローテの一角として3戦目を託される予定だった。しかし新型コロナウイルスの影響で開幕延期になり、3月下旬に右膝にコンディション目的の注射を受けた。限られた時間の中で、より万全な状態にするためだった。

自粛期間が明けた6月7日の練習試合・中日戦で、77日ぶりに実戦登板。1回を無安打1四球無失点で終えた。「やりたいことが全部できたわけではないですが、これから投球回を増やしていく中でいろいろな感覚を取り戻していきたい」とコメントしたが、しびれをかかえながらの登板だったとみられる。その後、2軍で調整しながら改善方法を模索。手術を受ければ回復の見込みが大きく、今季最終盤での復帰登板が可能であるため、手術を選択したようだ。

今年9月で40歳。過去にはレッドソックス時代の11年6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)、ソフトバンク時代の15年には右肩の手術を受けている。松坂は「けがで終わることはしたくない。それで終わったら自分の中ですごく後悔するんじゃないかなって。投げられるようになることを諦めずにやりたい」と決して諦めることはなかった。球団は復帰に向けて全面的にバックアップする方針。野球への飽くなき情熱を胸に秘め、再びユニホームに袖を通し、マウンドに上がるつもりだ。