背番号3は、二塁の名手の系譜。83年ドラフト1位で入団した白井一幸は、87年にベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。94年には、同一シーズンの守備機会連続無失策のプロ野球記録545回をマークしている。

97年から2年間の落合博満、99年の秦真司を挟み、00年からは現スペシャルアドバイザーの田中賢介。二塁のレギュラーとして、06、07、09、12、16年のリーグ優勝、2度の日本一に貢献。二塁手部門で6度のベストナイン、5度のゴールデングラブ賞に輝いた。

13、14年のメジャー挑戦から復帰した15年にも背番号「3」となり、通算18年間背負った。本拠地移転後の北海道のファンに、イメージカラーのピンクとともに「背番号3=ケンスケ」の印象を残した。田中の引退後は、王柏融。各時代を彩る実力者たちが、まとってきた番号の1つだ。