阪神ドラフト6位の三菱自動車岡崎・中野拓夢内野手(24)が5日、愛知・岡崎市内の同社で畑山統括スカウト、筒井スカウトから指名あいさつを受けた。

走攻守そろった即戦力の内野手。最も自信があるのは守備力で、今年の都市対抗野球では遊撃手として無失策中。「自分は広く守るタイプ。広い守備範囲でピッチャーを助けることを心がけてます。高校の時から1歩目を大事にすることを心がけてきた」。端正な顔立ちで堅実な守備を見せる。

担当の筒井スカウトもその守備力にほれ込んだ。「守備力は高い。捕る、投げるだけではなくセンスというか、打球の反応は教えてできるものではない。それは本当に彼の良さ」と評価した。

◆中野拓夢(なかの・たくむ)1996年(平8)6月28日、山形県出身。日大山形、東北福祉大、三菱自動車岡崎を経てドラフト6位で阪神に指名を受けた。日大山形時代は高2夏で甲子園に出場。1学年上のヤクルト奥村展征と二遊間コンビを組んだ。趣味はゴルフ。身長171センチ、体重69キロ。右投げ左打ち