日本ハム高橋信二2軍バッテリーコーチ兼打撃コーチ補佐(42)が来季から1軍打撃コーチへ配置転換されることが28日、分かった。

課題の長打力アップへ、北海道移転元年の04年にはシーズン26本塁打をマークした同コーチが、16年のコーチ就任以降は初めて打撃部門に専念することになった。1軍での指導は捕手コーチ兼打撃コーチ補佐だった17年以来4年ぶりで、現役時代も強打の打線をともに担った小笠原道大ヘッド兼打撃コーチ(47)とタッグを組み、清宮や野村ら期待の長距離砲の覚醒へ尽力することになりそうだ。

また、18日に吉岡雄二氏(49)の退団が発表された2軍打撃コーチには、チーム統轄本部プロスカウトを務める渡辺浩司氏(57)が就任する。1軍打撃コーチを務めた13年以来8年ぶりの現場復帰となる。豊富な指導歴を生かして若手野手の底上げを担う。

24日には球団OBの上田佳範氏(47)の1軍外野守備走塁コーチ就任、前外野守備コーチ兼打撃コーチ補佐の矢野謙次氏(40)の2軍打撃コーチへの配置転換も発表。2年連続5位からの巻き返しへ、組閣も固まりつつあり、近日中にも発表される見通しだ。