中日大野雄大投手(32)が5日、地元京都市の大文字山で毎年恒例の自主トレをスタートした。昨季は2年連続の最優秀防御率、初の最多奪三振の2冠に加え、沢村賞。チームを8年ぶりのAクラスとなる3位にけん引したエースは、坂道ダッシュなどを終え、山頂で誓いを立てた。

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練習後、沢村栄治の母校、京都学園(旧京都商)にある銅像を訪れ、「こんにちは、大野雄大です」と先人に頭を下げてあいさつした。高校時代から銅像の存在を知っており「京都でこれだけはしたかった。投げた球とか成績は到底及ばない。(沢村さんに)少しでも近づきたい」と展示資料などにも目を通し、モチベーションを高めた。