記録的年俸増の吉田正尚、理想の打者ぶり示すデータ

  • アップで契約更改し笑顔で会見するオリックス吉田正尚(代表撮影)
  • 楽天対オリックス 5回表オリックス無死、吉田正尚は右越えソロ本塁打を放つ(2020年7月22日撮影)

オリックス吉田正尚外野手(27)が22日、大阪市内で契約交渉を行い、年俸2億8000万円プラス出来高払いで更改した。

プロ6年目野手の2億8000万円は、オリックス時代のイチローに並ぶ最高額。吉田正は19年オフ、8500万円から一気に2億円に到達した。20年は3割5分の高打率で、チームの生え抜きでは00年イチロー以来の首位打者を獲得したことで、記録的な上がり幅を手にした。納得した上でサインしたかと問われ「もちろん」と大きくうなずいた。

念願の初タイトルだった首位打者に加え、年俸面でも堂々と球界の顔を張る立場に。今季はチームの新選手会長の重責を担うことになり「秋にはテレビでよく見る、音頭取ってね、ぱぱーっとみんなで盛り上がる。コロナが落ち着けば盛り上がれますし、それを祈ってあとはやるだけ」と優勝を目指してスタートを切る。(金額は推定)

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▼吉田正は18年から3年連続全試合出場し、この間の打率が・321→・322→・350。昨年は首位打者を獲得し、3年とも3割2分を超える高い打率をマーク。3年連続打率3割2分以上は05~08年青木(ヤクルト)以来で、3年連続全試合出場で打率3割2分以上は94~98年イチロー(オリックス)以来になる。昨年はパ・リーグの規定打席到達者では最少の29三振。三振の少ない打者は早打ちの傾向があるが、吉田正は四球を72個選んだ。70四球以上で30三振以下は74年張本(日本ハム)以来で、「70四球以上で30三振以下の首位打者」は60、63年長嶋(巨人)74年張本に次いで2リーグ制後3人目だった。昨年の本塁打は14本も、18年は26本、19年は29本。休まずに長打が打てて高打率。加えて三振が少なく、四球も選べる理想的な打者となった。