日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(51)がDeNA-阪神1回戦のライブ評論を行っています。まずは1回の攻防を解説です。

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-阪神が立ち上がり不安定なDeNA先発浜口から3点を先制した

桧山氏 両先発とも制球に苦しい立ち上がり。ただ藤浪の方は真っすぐに球威がある分、無失点に抑えられた印象です。スピードがあるし荒れているとなると打者も的を絞りづらいし見極めにくい。多少甘く入ってもファウルになったり、球威で打者を押していました。同じ荒れ球でも浜口はそこまで球威がないので、見極められてしまう。開幕から初回の3試合連続失点は次回登板でも課題でしょう。

-阪神打線はその浜口にしっかりつけ込んだ

桧山氏 近本が先頭で出て走って理想的でしたね。前日8日の巨人戦の最終打席で、左腕の高橋から完璧に捉えたライナーの右前打を打ちました。バットを内から出してしっかりたたけていた。調子が上がっていませんでしたが、とてもいい打ち方で、これから良くなってくると感じました。これまではヒットもゴロが多かったですからね。4番の大山も状態が良くない中で、よく犠牲フライを打ったと思います。何とか追加点をと、おっつけて丁寧に打ちにいっていました。大きな追加点です。