西武は14日、日本ハム戦で2-1のロースコアゲームを制し、2位タイに踏みとどまった。
打って、走って、投げて、リードした森友哉捕手が躍動。先発今井達也投手も6回2安打1失点(自責0)と150キロ超えを連発し、今季初勝利をもぎ取った。ホームでは5試合ぶりの勝利の裏で、辻発彦監督(62)は、猛省を口にした、そのワケとは…?
-今井は持ち味出た
よかったよ。今年は今井はいい球投げているんですよ。だからね、勝ちがついてなかったんで、本人も先発として、みんな(白星が)つく中で勝ちをつけたかったんだと思う。フォアボールを出して自滅というような形でいろいろなこと言われますけど、球自体は150キロ、100球超えても投げられるいいピッチャーなんでね。今年は僕は成長していると思うんで、先発として白星というのが一番気分的にも楽になるんじゃないかと。今日の1勝を自信として、まずはそこを頑張ってもらいたいと思います。
-5四死球
もう慣れました。ただ、慣れた中でもしっかり抑えるところを抑えているじゃないですか。気持ちが出ているし、腕が振れているということが彼の成長だと思うんで。荒れ球って結構バッターは嫌なんですよ。ボールかなと思ったらどーんとくるし。持ち味かも分からないし、それは武器かもしれないしね。
-森友哉が先制適時打
あそこは友哉だったら絶対1点取ってくれると思って、源田には送らせたんですけども、その前の若林のツーベースが大きかったですけど。
-森友哉が積極的盗塁
森友哉は走らないという確率の方が多いわけだから、隙を突いていけるかどうかは、しょっちゅう走っているわけじゃないからね。それはちゃんと走塁コーチの小関がしっかりと指示しながらやってくれているんで、それは失敗を恐れずにやりなさいと言っているので、大きなスチールだったですね。
-若林が長打2本
長打2本というよりも、しっかり振れるというところが彼の持ち味で、いいとこ飛んでツーベース。とにかく塁に出て相手ピッチャーにプレッシャーをかけるということが彼の仕事で、たくさんホームベースを踏めるように1番として今は頑張ってほしいと思います。
-勝ちパターンの継投が盤石
増田が非常にこう、この前のマリン(ロッテ戦)から増田らしい球がいき始めていたんで、今日は安心していたんですけど、いきなり打たれたんでヒヤッとしましたけど、いい球投げていました。平良も寝違えたと言っていましたけど、ちゃんと投げてくれたんで大丈夫でしょうし、ギャレットも良かった。こういう形がしっかり勝ちパターンが出来上がってくれば、あとは先発ピッチャーが1イニングでも多く、しっかり勝ちにつなげるようなピッチングをしてくれればいいと思います。
-森の存在感について
森は1、2番が出るところで、打者としては勝負強いし、中村もそう。率は低いけど、調子いいんで、そういうことができる役割として、打線では彼は欠かせないけど。リードするところですよ、あいつは。何だかんだで。終盤、すごくいいリードをしてくれて、彼もそういうところで成長してくれている。頼もしいと思う。
-機動力で勝利
今日は本当にさえてなかったからね。俺が。本当に選手に助けてもらった。いろいろダメな部分があって、私が反省しております。相手投手がいい投手と分かっているから、なかなか点が取れないというところで、2-1で逃げ切らないとダメかなと、ちょっと焦りがあったりして、反省です。
-反省というと
やっぱり、中村にしても、代走送ったりね。あそこだったらサンペイ(中村)を(犠打で)送ったりしても(守備が)前に来るだろうし、打球判断も優れているし、そこまでする必要なかったかなと思いながら。駒がなくなってきたりね。呉念庭を二塁で使ったり、渡部を一塁で使ったり。不慣れなところが渡部に出た。申し訳なかった。そういうところが助けてもらったと思う。
-週末、けが人、外国人の合流見通し
ピッチャーに関しては、先発は2回投げてみないといけない。野手2人(スパンジェンバーグとメヒア)に関しては土曜日から試合(2軍ヤクルト戦)に参加させます。栗山も体調よくなったんで、近いと思う。
-栗山は金曜から?
迷っている。本人も1週間以上実戦をしていないんで、体調は大丈夫と言うけど、一応、ピッチャーの球を見たり、守ったり、それで体調に問題なかったら考えようかなと思う。
-2軍戦に出す?
そうだね。そういう形でいこうかなと思う。私が明日練習で話をしてみます。