“やっぱり、源さん”だった。西武源田壮亮内野手(28)が攻守で活躍し、チームの連敗を2で止めた。1回は三塁打を放ち、森の2ランで生還。8回にはこの日3安打目となる適時打で5点差とし、4点差なら登板予定だった平良を休ませた。5月27日に新型コロナウイルスに感染し、一時離脱。「チームを離れてしまった分、何とか取り戻そうと全力でやっています」と力を込めた。

“振り向けば、源さん”だった。5点リードの7回無死、安田の中前に抜けそうなゴロをダイビングキャッチ。“たまらん”好守で救った。疲労を考慮され、6回終了時で交代のプランもあったが、「嫌な予感」がした辻監督から「頑張っていってくれ」と送り出され、期待に応えた。指揮官から「あー、代えなくて良かった」と声が漏れるビッグプレーだった。

感謝と喜びをプレーで表現する。療養中はテレビの前で仲間を応援。「こうやって、ファンの方の前で野球ができるのは本当に幸せ」とかみしめ、言葉を紡いだ。「広島で医療従事者の方とか、最前線で闘ってくださってる方の姿を目にして、大変だなと思いましたし、少しでも明るい話題、力を届けられるようなプレーができたらなと思います」と決意を込めた。【久保賢吾】

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