難攻不落の相手守護神に、最後は阻まれた。オリックスが9回1死一、二塁と西武平良を攻めながら、連続三振でサヨナラはならず。それでも引き分け、楽天と並んで首位を維持した。

チームの好調と「オリ姫デー」の熱気で、今季最多1万758人が来場した。2点を追う7回1死に吉田正が14号ソロ。4回2死満塁で凡退した主砲は「チャンスで打てていなかったので、打ててよかったです」。さらに杉本が三塁打で続き、T-岡田が「気持ち一本で打ちました」と同点打。つなぐ執念が実り、中嶋監督も「追いかけるという意味では非常に大きいホームランですし、ラオウ(杉本)の三塁打、Tのヒット、そういうところがつながってくれたら点になります」とうなずいた。

雨天中止になった19日楽天戦が21日に入ったことで、仙台から移動日なしの8連戦も残り1。首脳陣はこの日の試合前練習を自主練習に切り替えた。それぞれの方法で気分転換をはかり、疲労軽減へ工夫。27日こそ勝利をつかむ。