ヤクルトが“奇襲”に成功し、優勝戦線に踏みとどまった。高津臣吾監督(52)は、今季4戦3敗と苦しむ阪神青柳相手に大胆な先発変更を敢行。今季12打数1安打、通算37打数5安打と相性の悪い山田を外した。「いろいろ考えた。この打順が一番いいと判断した」と、直近の5日広島戦から変わらないのは、4番村上のみ。野手7人の先発を組み替えた。

効果はさっそく発揮された。1回1死、2番坂口が右翼二塁打で出塁すると、3番青木が適時左前打を放って先制。2回には8番サンタナの10号ソロ、3回には不変の4番村上が32号3ランと序盤に一気に突き放した。ふたを開けてみれば、今季最多18安打で12得点と大勝。指揮官は「期待通り。しっかりと自分の仕事を理解してプレーした結果」とうなずいた。

9月に入って、5戦8得点。打線の不調が響き、1勝3敗1分けで優勝戦線から1歩後退。負けると首位阪神と4・5差になる重要な1戦で、大幅に入れ替えて得点力不足を解消。高津監督は「控えで出ている選手の活躍というのは、刺激になる。レギュラーだけではなくチーム全体や我々も刺激をもらえた」と晴れやかな表情を見せた。チーム一丸となって、逆転優勝へ突き進んでいく。【湯本勝大】

▽ヤクルト村上(3回1死一、二塁で32号3ラン) チャンスだったので積極的に打ちにいくことを心がけて打席に入りました。1球でしとめることができて良かった。