23日の中日-阪神戦で、打球が外野フェンスに挟まり、走者が2個の進塁を果たす珍しいプレーがあった。9回裏1死一、三塁で、打者福留はスアレスから左越えの一打を放った。打球はフェンスにある扉の端の溝のような部分を直撃し、そのまま挟まって動かなくなった。

公認野球規則では「2個の塁が与えられる場合」としていくつかの状況を明示。「フェアの打球が競技場のフェンス、スコアボード、灌木(かんぼく)、またはフェンスのつる草を抜けるか、その下をくぐるか、挟まって止まった場合」と定めている。このため三塁走者の加藤翔が生還。一塁走者の三ツ俣は三塁へ、打者走者の福留は二塁へそれぞれ進んだ。