今季限りで現役引退するソフトバンク長谷川勇也外野手(36)が9日、ペイペイドームで会見に臨んだ。「足がボロボロ」と、14年に痛めて以降苦しみ続けた右足首の状態悪化が決断の理由になったことを明かし、「悔いはないです」と大粒の涙を流しながら15年の現役生活を振り返った。

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長谷川は第3戦で同点打、決勝打を放ち、ソフトバンクを初のCS突破に導いた、11年西武との戦いの裏話を明かした。「引退なので」と前置きした上で「骨折れてたんですよ、あのとき。箸も持てなくて。でも、意地ですね。腹くくってやっていた。火事場のくそ力じゃないですけど、今考えても説明できない打席だった」。直前の調整で右肩を骨折しながら、強行出場でのプレーだったことを告白した。

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