193センチ、未完の大器がプロの世界へ羽ばたく。

楽天育成ドラフト1位の四国IL高知・宮森智志投手(23)が1日、契約合意した。支度金300万円、年俸250万円(金額は推定)。

宮森は「自分のセールスポイントは身長。その身長を生かしたストレート、変化球を磨いて、ゆくゆくは先発ローテーションで、チームを代表するピッチャーになれるように頑張っていきたい。10勝以上挙げられるピッチャーになりたい」と夢舞台の活躍を思い描いた。ドラフト指名から約3週間。契約書にサインし、プロとなった実感をかみしめ、自覚がにじんだ。

呉商から流通経済大へ。大学4年時にもプロ志望届けを出すも、指名はなかった。独立リーグで力を磨き、育成とはいえ、1年後にNPBの道を切り開いた。まだまだ細かな技術は荒削りだが、ストレートの最速は151キロ。変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、フォークを持つ。

担当の山下スカウトは「マウンドに立った時の迫力が一番印象に残っている。(ソフトバンクなどで活躍した)新垣渚投手に肘の使い方、体の使い方の角度が似ている。大化けする可能性を秘めている」と期待する。まずは支配下を勝ち取り、ワシを大きく羽ばたかせる一翼を担う。

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