巨人高木京介投手(32)が10日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、500万円ダウンの年俸2000万円で契約を更改した。

高木は昨年8月に左股関節の違和感で離脱し、長期間のリハビリが必要となったため昨オフに育成選手として再契約。キャンプで回復具合をアピールして3月5日に支配下登録を勝ち取ったが、1軍では15試合1勝0敗、防御率4・42。ただ、後半戦にカーブを効果的に使う投球スタイルに変更したことで復調気配をつかみ、シーズン終盤は中継ぎとして機能。「ずっと真っすぐ中心のスタイルでやってきて思うような真っすぐを投げられなくなってきていた。投球スタイルを少し変えて少し光が見えた。来年はより磨いて勝負できたら」と、来季につながる手応えを得た。

今オフは股関節周りの強化で相撲の四股をトレーニングに取り入れた。「(球団からは)来年も戦力として考えているから一からのスタートだと思ってまた頑張って欲しいと言われた。けがの影響で満足に投げられなかったので、来年は今年の反省をいかして、チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込んだ。(金額は推定)