マウンドにも立つ!? 西武熊代聖人外野手(32)が25日、埼玉・川越プリンスホテルで岡田雅利捕手(32)とトークショーを行った。

今季はファースト、セカンド、サード、ショート、外野で出場。ピッチャー、キャッチャー以外の守備に就き、ユーティリティー選手としてチームに貢献した。

今治西時代は140キロ超の直球と切れ味鋭いスライダーでピッチングでも注目されていた。岡田から「ピッチャーもできるんじゃない?」と提案されると、「言ってくれればいくし」と前のめりだった。

トークショー終了後、来季のチームスローガンである「Change UP!」にかけて「チェンジアップを磨きたい」と笑い、「1人ぐらい投げたいね。20点ぐらい点差が開いちゃったり、そういう機会があれば」と敗戦処理に“立候補”。投球練習はしていないが、まだ最速も「140キロは出るんじゃないですか。頑張れば。やめとこ。135ぐらい」と話した。

昨年8月には巨人の内野手である増田大が11点差を追う場面で、投手温存のため登板した。

ムードメーカーとして、チームを明るくする。背番号58は「盛り上げられるようにしていかないといけない。若い子がやりやすくプレーできるような、雰囲気をつくっていきたい」。より一層、数字には見えない貢献も、チームにもたらしていく。