広島二俣翔一捕手(19)が内野手への本格転向に意欲を示した。前日20日に発表された春季キャンプメンバーで、初めて1軍キャンプ参加が決まった。

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捕手登録ながら、名前はメンバー表の「内野手」にあった。「今年から本格的に内野手にいくと言われたので、そこは切り替えてサード一本に絞ってやっていこうかなと思います」。昨季は2軍で先発31試合中、8試合が三塁での出場。本格的なコンバートに前向きに捉えている。

可能性を感じさせる打撃も、1年はウエスタン・リーグで打率2割1分8厘、4本塁打、14打点に終わった。昨年の秋季練習では直球への対応を課題にテークバックを小さくし、ステップ幅を狭めた。テークバックを浅くコンパクトに振り抜くイメージは先輩西川、右足をステップする幅は先輩鈴木誠を参考にした。「ちょっとずつしっくりきている。まだ屋内でしか打っていませんが、飛んでいるのかなという感覚は出ている」。自主トレ期間も継続し、キャンプを前に一定の手応えを得ている。

「腹をくくってサードで勝負しようと思う。(キャンプでは)打撃でアピールして、紅白戦でアピールして、沖縄行きを目指して頑張っていきたい」

二刀流が注目される中、育成2年目は三塁の“一刀流”で支配下選手登録を目指す。