楽天田中将が、6回6安打1失点の好投も報われなかった。13年5月28日以来、3283日ぶりとなる甲子園のマウンド。1回、いきなり1死一、三塁のピンチを招いた。ギアを上げ、4番佐藤輝を二塁併殺打。グラブをポンとたたき、ほえた。

4、5回も得点圏に走者を置いたが、直球を中心に打者を押し続け、無失点。切り抜けるたびにほえた。「自分たちのプランの中でいろいろやっていった結果で、うまいこと投げられた。いい手応えは感じていました」。打線の援護がない中、無失点を続ける力投を続けた。

最後は1球に泣いた。6回2死二塁で打席には大山。カウント2-2からの5球目、スライダーが高めに浮いた。中前適時打を放たれ、先制点を献上した。結果的にはこれが決勝打となり、今季3敗目。「むちゃむちゃ悔しいです」。状態が良かっただけに、唇をかんだ。

▽楽天石井GM兼監督(4戦1得点で4連敗のチームに)「結果が出ていないからと悲観的になると、余計はまってしまう。どうにかして1点を取っていかないと。チームでしっかりとやっていかないといけない」

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