オリックス山崎福也投手(29)が今季7度目の挑戦で初勝利を手にした。最速145キロの直球を軸に、スライダーやカーブで緩急を使い、打者を翻弄(ほんろう)。4回に丸に浴びたソロの1失点のみで、救援陣にバトンを託した。7回109球4安打1失点の好投で、白星を手にした。

試合前には「いい感覚でいい調子。本当に1球1球、丁寧に。先頭打者だったり、初球の入りを注意して投げたい。ただ、丁寧に行き過ぎて置きに行くことなく、大胆かつ丁寧に行けるように頑張ります」と気合を入れていた。

適時打なしで3得点を奪った打撃陣が奮闘した。ラオウ杉本は今季初4安打。1番福田は3安打猛打賞と固め打ちを見せた。

連敗を止め、これで借金3。この日に登板すると3連投になるため、8回を任されていた助っ人のビドルはベンチ外。1点は失ったが、1点差の8回2死二、三塁で巨人岡本和を空振り三振に仕留めた本田の力投も光った。【真柴健】

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