ソフトバンクの19年ドラフト1位、佐藤直樹外野手(23)が、3年目でうれしいプロ1号を放った。同点に追いついた直後の4回2死二塁で、左翼越えに勝ち越しの2ラン。「レフトフライかなと思って見たら、ボールがはねていなかった。入ったんや、と思いました」と、驚いた様子で振り返った。

試合前にチーム内に、スクリーニング検査で新型コロナウイルスの陽性疑い者が出たため、緊急で先発出場が決まった。「元々なかったチャンスなので、開き直っていきました。結果を気にせずに、練習のままのイメージで行ったのが本塁打になったと思います」と、想定外の出番をものにした。

昨年の2軍監督時代から期待をかけてきた藤本博史監督(58)は「振り回しすぎですよね。本塁打は出たけど、その後の内容は悪い。走塁面でもね。勝ったからこそ、悪いところはしっかり反省してもらいたい。これからレギュラーを取ろうという選手なんでね」と、さらなる注文も付けた。

【関連記事】ソフトバンクニュース一覧